中学校時代は心理学に熱中し、フロイトやユングの本を読みふけりました。
高校1年の時、インターネットで偶然、旧ソビエト連邦の国歌を聞き「かっこいい」と思いました。
ソ連の崩壊と私が生まれた年が同じ1991年だったことにも運命を感じ、ロシアやソ連の研究を始めました。
ただ、「これ面白いよ」と級友にロシア革命の歴史を話しても、誰も理解してくれません。
ネットの掲示板で、ロシア好きな人たちと感動を共有していました。
「それほどロシアが好きなら」と、高校の先生に上智大学外国語学部ロシア語学科を勧められ、公募推薦で受験しました。
「絶対、ここで学ぶんだ」と思い、ロシアの前衛芸術をテーマに小論文を書き、面接でロシアへの愛を夢中で訴え、合格できました。
大学ではロシア語会話や帝政ロシア末期の政治を研究しました。ロシア語の演劇サークルに所属し、モスクワも訪問しました。
北方領土問題もあってロシアは怖いイメージがありますが、等身大のロシア人は、はにかみ屋が多い。
ロシアの女の子がアニメのコスプレをするとすごく似合いますが、彼女たちは「アニメの登場人物に似ている日本人に憧れる」と言うんです。
サブカルチャーをきっかけに、私たちは親しみ合えます。声優として、日露の懸け橋になりたいと思っています。
学生時代は、自分の興味を追究できる時期です。それは必ず、将来につながっていきます。
周りからどう思われようとも、「好き!」を伸ばさないともったいないですよね。
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